社内文書をAIで検索したい、でもクラウドに出せない時の選択肢


この記事は公式の発表と公開資料をもとに、私の見解を添えて書いています。
何が新しいのか手元のパソコンだけで、書類を探せる
社内文書をAIで検索したいけれど、外には出せない。そういう時の選択肢が増えています。DocuBrowser というソフトは、インターネット接続もアカウントもAPIキーも要らず、手元の端末だけで動くと公式に書かれています。
先に、できることを3つにまとめます。
- PDFもWordもExcelも、まとめて探せます。 40以上の形式を読み取って索引にします
- 言葉でも、意味でも探せます。 キーワードでの検索と、AIによる意味での検索の両方があります
- 費用はかかりません。 GPL-3.0 のオープンソースです
日本語で使えるようになったのは、2026年9月9日に公開された v1.4.0 からです。 条件がそろったばかり、ということになります。
手元でどう変わるか探せるようになるもの、増える手間
得られるものは、外に出せない書類を検索の対象にできることです。Windows でも macOS でも Linux でも動きます。 検索に使うAIは Ollama というソフトが担当します。こちらも公式サイトに、手元で実行したものは端末の外に出ないこと、手元で動かすモデルは常に無料であることが明記されています。
増える手間は、その Ollama を別に入れる必要があることです。 動かすにはメモリが8GB以上、Python も 3.9 以上が要ります。
※ 補足: 無料ではありますが、ダウンロードして開けばすぐ使える、という種類のソフトではありません。
関係する場面外に出せない書類を抱えている会社
見積書、契約書、社員の個人情報が載った書類。長崎県内の事務所でも、こうした書類がフォルダのどこかにあるはずだと分かっていて、それでも社外のサービスには上げられない、という場面があります。
ひとりで全部の書類の中身を覚えておくのは難しく、かといって手で開いて確かめるには数が多すぎる。この行き詰まりが、手元で完結する検索の使いどころです。
逆に、クラウドに上げて構わない資料しか扱っていないのであれば、すでに使い慣れたサービスのままで足ります。
私なりの考え出せないなら諦める、の前に一つ挟める
私は、クラウドのAIに出せない書類がある、という前提を持っておくこと自体に意味があると考えています。 その前提がないと、諦めるか、気にせず出してしまうかの二択になります。手元で完結する方法を知っていれば、その間にもう一つ置けます。
一方で、入れるところが難所だとも思っています。 無料のソフトは費用がかからないだけで、手間がかからないという意味ではありません。つまずくとしたら使い始める前の段階だろう、というのが私の見立てです。
迷ったときの決め方入れる前に、置き場所を決めておく
まず、社外に出せない書類がどのフォルダにあるのかを一度書き出しておくと、入れるかどうかの判断がつきます。
入れる前に確かめる3つ
- 試せるパソコンがあるか。 メモリ8GB以上と Python 3.9 以上が要ります
- Ollama まで入れられるか。 検索に使うAIは別のソフトが担当します
- 日本語の書類で試すか。 日本語対応は2026年9月9日公開の版からで、まだ新しい機能です
一人で決めないほうがいいところ
- どの書類を社外に出してよいか、線引きが決まっていないとき
- 試すパソコンを業務で使っている端末しか用意できないとき
手元で完結させるか、クラウドを使うかは、書類の性質で決まります。判断に迷った時はサポート内容もあわせてご覧ください。
この記事のまとめ
結論社内文書をAIで検索したいけれど、外には出せない。そういう時の選択肢が増えています。DocuBrowser というソフトは、インターネット接続もアカウントもAPIキーも要らず、手元の端末だけで動くと公式に書かれています。
要点
- PDFもWordもExcelも、まとめて探せます。 40以上の形式を読み取って索引にします
- 言葉でも、意味でも探せます。 キーワードでの検索と、AIによる意味での検索の両方があります
- 費用はかかりません。 GPL-3.0 のオープンソースです
次にやることまず、社外に出せない書類がどのフォルダにあるのかを一度書き出しておくと、入れるかどうかの判断がつきます。
あわせて読む
ネットや機器のトラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
無料で相談する